目次に

Beethoven String Quartet  c-moll Op.18-4

第四楽章 Allegretto (Henle版)

 *Peter版、Breitkopf版ではAllegroです。Henle版は注釈なしでAllegrettoにしております。

 

ファーストヴァイオリン 

  事故 推定原因とコメント
全体 大間違い? Henle版はBeethovenについては最も権威があるといわれておりますが4楽章はAllegrettoにしております。これで悩んでいるのです。Op.31のヴァイオリンソナタ「アレギザンダー」の終楽章(Allegro)のような感じでひいていたのですがこれは間違いなのでしょう。初期の作品のAllegrettoの楽章で有名なものは月光ソナタの2楽章、11番のピアノソナタOp.22の美しい終楽章などがあります。作品18の第6番にはAllegretto quasi Allegroがありますがいずれも優雅な感じがただよっております。
しかし、4楽章のテーマにはなにか切迫したものを感じます。うまくAllegrettoらしく弾けるものでしょうか?出だしのテーマはどのような感じで演奏すればベートーヴェンが「良し」と言ってくれるのでしょうか?
73 一度は止まる

突然リズムが変わるために、初回は大体止まります。慣れてしまえばなんでもありません。一回限りのかわいい落とし穴です。

163 合わない

フェルマータから一気にPrestissimoでffでコーダに突入しますが、全員の呼吸が合いにくいところです。

セカンドヴァイオリン

  事故 推定原因とコメント
全体   合わせやすくて、よいメロディがあって大変楽しい楽章です。
125 落とし穴 ここのパッセージが突然あらわれて好い気持ちで弾いていたセカンドヴァイオリンの顔色が変わります。練習すれば難しくありませんし、演奏効果があり美しいところです。ここは難所として割合に有名です。

ヴィオラ

  事故 推定原因とコメント
全体   楽しく弾けます。どこも難しくありません

 

チェロ

  事故 推定原因とコメント
全体   チェロをはじめて半年でも弾けるくらいにやさしい。音のコントロールもやはり簡単なので完璧を目指してください。音程を一つはずしたら100円の罰金を取っても皆さんのコーヒー代も出ないでしょう。

 

目次に