Beethoven String Quartet A-Dur Op.18-5
第三楽章(Andante cantabile )
ファーストヴァイオリン
セカンドヴァイオリン
ヴィオラ
チェロ
事故 | 推定原因とコメント | |
全体 | 習作 | この楽章は五つの変奏曲とコーダで構成されていますが、余りピンときません。モーツァルトの変奏曲のように素直なわけでもなく、後のベートーヴェンの変奏曲のように性格的でもありません。技術的には中期以降の作品で効果を上げる手法が見られますが習作的です。 ベートーヴェンも最初から驚嘆するような変奏曲が書けたわけではないのだと思うと親しみを感じます。 しかしながら、それなりに美しく、アンサンブルもやさしいので、細かく指定された発想記号にしたがって丹念に磨き上げる楽しみがあるかもしれません。アンサンブルとしてコメントしたいところは特にありません。 |