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Beethoven String Quartet  c-moll Op.18-4

第ニ楽章(Andante scherzoso quasi Allegretto) 

 

ファーストヴァイオリン
セカンドヴァイオリン
ヴィオラ
チェロ

 

  事故 推定原因とコメント
全体   気持ちの良い楽章です。アンサンブルは規則的でやさしいと言えます。細かいことを言いますと、色々な種類のスタカートを使いこなす必要があります。テンポについてはquasi Allegrettoですから3つ振りではなく1つ振りのテンポがよいと思います。
131-151 ガイド フガートのようなところはガイドを書いておくと安心できますが、ここは数えるということから離れて音楽に浸るためになんらかのガイドを書いておくことをお薦めします。
131 ガイド Op18−3の終楽章とちがい、ここではガイドを書くことをお薦めします。
146 ガイド 146小節のVn2,Vc, 147小節のVaの入りにはほぼ絶対にガイドが必要だと思います。
235-245 見逃す 235小節からppで始まるフレーズはベートーヴェンの弦楽四重奏では重要な役割をになう表現の「デビュー」だと思います。
pp-cresc.-decresc.-ppで終わりますが、過激にやりたければノンビブラートで始めてヴィブラートのかかったffまで持ち上げて、またノンビブラートのppに戻すこともできます。どの程度、どのようにするかはまさにセンスの問題ですが、弦楽四重奏はこのような単純なフレーズを極めて美しく演奏することができます。
アンサンブルになれていないとこのようなところに隠れた美しさを見逃してしまいます。

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