あとがき

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ご紹介したのはカテゴリー1に属する曲のソナタ形式だけです。ソナタ以外にも色々な形式がありますのでそれぞれに対して実例を加えて行く作業を行なって行きたいと思います。

スコアをみんなで読んで考えてみることが演奏解釈の基本だと思います。このためには作品に対する理解度を共有するための作業が必要でありその作業手順を示しました。

随分迂遠な作業と思われたかも知れませんが、このような作業を行なうことによりグループの各自が曲作りに対して意見を持ち楽しい議論を交わすことができるようになります。楽しい議論が果てしなく続くこと、これは室内楽を演奏するものの大きな楽しみだと思います。