室内楽は音楽のエッセンスです。一回演奏が通ったら後は何もやることがなしでは名曲が泣きます。価値のある演奏をしたいものですが芸術的に価値のある演奏の創造には次の2点が欠かせません。
l アンサンブルの技術的な練習を積み重ねること
l 演奏解釈を創り演奏に反映させること
技術的な練習法は内容が具体的ですからある程度音楽をやった方ならばどのようにすれば良いかはすぐ分かります。ところが演奏解釈については手法が確立していないので興味はあるができないという場合が多いのではないかと思います。
そこで一つの手法を提案したいと思います。たとえばブラームスの弦楽四重奏のある楽章について4人の仲間が夜通し議論してもまだ纏まらないぐらいになるような状況を作り出すためのプロセスの提案です。
このご提案はかなり長いのですが、全体の流れは下記のようになっています
l 手法の提案、
l 作品への適用例
皆様のご意見、ご批判を伺いながら勧めることができるInternet環境を利用しながらまとめて行きたいと思います。お急ぎの方は、「5.6発想記号を含めた分析」の議論をご覧になってください。このような状況を作り出すためのプロセスです。それでは宜しくお願いいたします。